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2018年10月2日火曜日

親子関係


「朝起きれなくなり学校に行かなくなりました」
「昼夜逆転しています」
「ゲームを取り上げると怒りだします」

どうしていいか分からないと落ち込んだ表情で、相談に来られる両親の姿。
子どもが喜んでゲームをする姿が嬉しくて、忙しい時におとなしく集中してくれることに助かりついつい許してしまうものです。
それが親の優しさ・寛大さと思いがちです。

「ゲームを与えたきっかけは?」
「ゲームを使用するにあたってのルールは?」
「親子の会話はどうですか?」
子どもが心から欲していたものはなんでしょう

自分がしたい時に楽しませてくれるゲームではないんです。
自分が不安になった時、寂しい時、嬉しい時にそばで聴いてくれる家族の存在をきっと求めていたはずです。
結果だけにとらわれず、子ども達の気持ちが向けられた原因は何でしょう

初秋に…大切なものを囲むようにしっかり根を張わせ、手を広げて優しく受け入れてくれているような曼珠沙華。
どこか懐かしく柔らかな温かい母性を感じます。



2017年12月16日土曜日

話してくれてありがとう

ある日、高校生の男の子が訪ねてきました。無邪気に友達と遊んでいた中学生の頃と違って、高校の制服がしっかり身体に馴染んで…言葉ひとつひとつが頼もしくなっている。時が経つのを忘れそうになるくらい懐かしい思いで話に花が咲きました。

『ところで…どうした?何かあった?』
そう聞くと…今まで誰にも言えない自分の思いが溢れてきたようでした。

『よく訪ねて来てくれたね。話してくれてありがとう』
私は、心からそう言いました。

成長とともに自分のまわりが、今までと違って見えてくることはきっとある。それが新鮮に思えたり、不安になったり…。その思いを誰かに話すことには、きっと勇気がいったことでしょう。

親に話したくても話せないのが思春期の子ども達。『親以外に話せる大人は、自分のまわりに必ずいるから…。見つけてほしい』
子ども達にいつも伝えてきた言葉です。

『頑張れ!ずっとこれからも変わらず応援してるよ』私は、心の中でそう呟きながら…笑顔で男の子を見送りました。

2017年11月14日火曜日

甘えていますか?

  『お母さんには、甘えてますか?』
と、私はカウンセリングの合間に聞くことがあります。
女の子は、『全然甘えてません。お母さんは忙しいから…』とお母さんの立場を優先に考えます。
男の子は、『妹、弟が甘えてます。僕は甘えることはありません』という兄弟を思いやる優しい一面が見えることもあります。

『生まれて…10年ちょっとだよ。まだまだ甘えていいんだよ。買い物でもいいからお母さんと二人きりで過ごす時間や寝る前に少しだけ自分との時間をとってもらってみてはどう?』と言うと…大抵の子は恥ずかしそうに…でもとても嬉しそうな表情をしてくれます。

身体は、いつの間にか父親と同じくらいに…また母親より大きくなっていると成長の早さを感じるのがこの頃…。
身体が大きくなったからと心まで大人のように成長しているわけではありません。思春期だからこそ、このアンバランスさに本人も不安定なのです。

まだまだ求めています。恥ずかしい気持ちが先に出るけど、ぶっきらぼうな言葉しか言えないけど…。
幼い頃、親から与えられていた安心感を…。

2017年10月30日月曜日

自分を認める力

「朝起きると、毎日のように身体の痛みがひどくて不安です」 「毎朝、熱っぽくて何もやる気がでません」と来室してすぐに体の不調を訴える子どもがいます。
「身体の痛みも心配だけど、心の痛みが気になるよ。心あたりはない?」と尋ねると、びっくりした表情をしたと同時に次々に涙をこぼしたり、とめどなく喋りだすのです。

このように自分の気持ちを抑えて、子ども達なりに頑張っている子が多いように感じます。心の叫びが身体に影響したのかも知れません。
幼い頃は、嫌なことは嫌だと後先考えずに言えていたのに…。思春期になると自分はどう思われているのか?自分の行動が周りにどう影響するのか?そんな不安が先に立ってしまうのでしょう。感情ははっきりしているのに矛盾した自分が許せなくて、悪く思う自分もいけない人間だと…優しい気持ちが自分の気持ちの出口を無意識に塞いでいるのでしょうね。

ある日、友達関係で悩んでいた女の子に「自分の気持ちを吐き出してみよう。どんなことを話しても、私はあなたを悪い人間だと決して思わないよ。元気になる為にあなたにとって、今一番必要なことだよ」とそっと語り掛けました。

同じ価値観の友達を求めていくことは、時として離れる友達も存在するかも知れません。これが大人に向かって成長している証拠なのだと…「今の自分でいいんだ」と自分を認める力が高まり、会う度に笑顔が増えていきました。

毎朝、子どもがなんとなく同じように体調不良を訴える時があったら、いつもよりちょっと多く子どもと話す時間を作ってみませんか。